投票先はいつ頃決める?
2016年6月12日の話
2016年6月25日の話
2016年6月26日の話
2016年7月3日の話
「通常国会」っていうのは6月1日に終わっちゃって、最近は政治のニュースっていうと、7月10日の参議院選挙に向けた政治家の活動に関するものが多くなってきましたかね。ただまあ、参議院の選挙まではまだあと1ヶ月くらいありますね。
ソテ(28歳くらい)ぼくはもう、どの政党に投票しようかっていうのはだいたい決まってきてますけど、コーシ先輩とかはどうですか?
コーシ(35歳くらい)ぼくもまあ、今回はこの政党に投票しようかなあというところはもうだいたい決まってきてるような状態かな。まあ最終的に決断するのは投票の直前だけども。
ソータロー(35歳くらい)オレもまあ、どの政党に投票するかはほとんど決まったようなもんかな。まあぶっちゃけ、そんなに積極的に投票したいっていうところは見つからねえんだけども、まあ、今回はここにするのが一番ましな選択かなっていう判断はもうできてるかな。
サキノブ(21歳くらい・学生)えっ?ちょっ、ちょっと、な、なんでみんなそんな早く決まってきてるんですか?まだ投票日までに1ヶ月くらいもあるのに。
ソータロー(35歳くらい)えっ?だって、投票日までまだ1ヶ月くらいあるって言ったって、通常国会はもう終わっちまったし、政治的に大きなイベントとかはもうあまり無さそうだし、どこの政党に投票しようかっていうのを考えるための材料はもうほとんど出終わってるんじゃねえかな。
サキノブ(21歳くらい・学生)各政党の選挙公約だとかマニフェストだとかポスターだとかも、まだ出そろってないんじゃないですか?
ソータロー(35歳くらい)まあそれはそうだけども、ただ、普段から政治のニュースとかをずっと見てきてれば、どの政党がどういうことをしそうな政党かとかっていうのは、だいたいわかってるしなあ。
コーシ(35歳くらい)まあ、言っちゃなんだけど、選挙公約だとかマニフェストだとか政治家の演説だとかって、その政党が本当にやりたいことを大きく言ってるとも限らないしなあ。選挙で投票してもらえそうな都合のいいことばっかりを前面に出してて、選挙でたくさん当選したらそれとは全然違うことばっかりをするような政治家とか政党とかもあるしなあ。
ソテ(28歳くらい)選挙公約だとかマニフェストだとか政治家の演説だとかって、政治家が自分に都合の良いように言いたいことだけを言ってるだけみたいなこともけっこうあったりして、それを真面目に受け止めて判断してると、後からなんかだまされた気分になることとかもけっこうあるんじゃないですかね。
サキノブ(21歳くらい・学生)う、う〜ん、なるほど。ぼくはなんか、投票日の1週間前くらいになったら、本格的に考えようかなあと思ってたんですけど。なんかその頃になったらテレビで参議院選挙の特集番組みたいなのとかもたくさんやるんじゃないかなあと思って、そういうのを見ながら決めようかなあと思ってたんですけど。
コーシ(35歳くらい)う〜ん、新聞とかはどこもそれなりに特集記事を作ったりするかもしれないけど、テレビは今回はどうなんだろうなあ。なんか2014年12月の衆議院選挙の時は、テレビはあんまり特集番組とか多くなかったような気もするかなあ。それと番組の中身もなんか、各政党が言いたいことを言うだけみたいなのとかも多くて、それは実現はほぼ不可能だろうとかっていうことを堂々と言ってたり、もしくはなんか漠然とした理想論を言ってるだけで具体策がなかったりしても、それが全然解説されたり突っ込まれたりせずに平然と放送されてるものとかもけっこうあったかなあ。
ソータロー(35歳くらい)2014年12月の衆議院選挙の時は、オレも、「選挙に関する番組が思ったより少ねえなあ」とか「なんかあんまり役に立たねえ番組も多いなあ」とかって思ったけども、この記事とかを見ると、実際、近年、選挙報道の時間っていうのはかなり減ってるようで、その内容も、公正だの中立だのって言いながら実際はむしろ事実をねじ曲げたような内容になってたり、全体的に内容が薄いものになってたりするみてえだなあ。
ソテ(28歳くらい)あっ、なんかテレビ番組とかは、選挙のすぐ前の方がむしろ、政治に関する報道の内容が全体的に薄くなったりしたような気がしてたけど、それは気のせいでもなかったのかなあ。
サキノブ(21歳くらい・学生)あっ、そういえば、2014年12月の衆議院選挙の時も、ぼくは、「1週間前くらいからてきとうにテレビの特集番組でも見て決めればいいかあ」とかって思ってて、そしたらあんまりそういう番組をやってなくて、投票日の日になってもどこに投票したらいいのかよくわかんなくて、えらく困った気分になったんだっけ。それでどたんばになってまたコーシ先輩とかに、よくわからないところとかをいろいろ聞いて、それで投票に行ったんだっけ。ぼくがコーシ先輩のところに行った時には、コーシ先輩とかはもう午前中に投票を済ませちゃってましたけど。
ソータロー(35歳くらい)ちなみに、投票日の午後8時以降、選挙結果の速報は、ほとんどの大きなテレビ局が一斉に大々的にやるんだよな。なにげにその中では、最近の政治はどこがどう良くなさそうだとかっていう具体的な解説とかもけっこうされてたりした気がするかな。
サキノブ(21歳くらい・学生)あっ、そうそう、投票時間が終わっちゃってから、なんか有名な解説おじさんみたいな人とかが、「あの政党はこういう宗教団体と手を組んでるので、いつも必ず決まった数は投票してもらえます。投票に行かない人が増えると、こういう固定票を持っているところは有利になります。」とか、「この議員はこの前、政治資金についての疑惑が問題になりましたけど、今回の選挙で当選すれば、みそぎはすんだということになるでしょう」とかっていうことを言ってたりするんですよね。ぼくとしては、投票が終わった後に今さらそういうことを言われても何もできないんで、テレビを見ながら、「そういうことはもっと早く言えお!!」とかって思ったりしましたかね。
コーシ(35歳くらい)
ちなみに、新聞でもテレビ局でも、今の安倍政権にかなりひいき的なところとかそうじゃないところとか、いろいろあるかなあ。
ソータロー(35歳くらい)まあ、オレの主観で言うと、読売新聞だとかフジテレビだとかは、かなり安倍政権にひいき的な感じがするかなあ。安倍政権に都合の悪いところはニュースになりにくい感じがするし、同じニュースでも安倍政権に都合の良いように解釈した解説とかが多いような感じがするかなあ。NHKも、安倍政権に都合の悪いところはあんまり報道したり解説したり突っ込んだりしない感じで、事実上、けっこう安倍政権にひいき的な感じがするかなあ。朝日新聞とか毎日新聞とかテレビ朝日とかTBSとかは、やや、安倍政権に対して批判的かなあ。批判の内容はまあ妥当なことが多いと思うけども、たまに、これは少しやりすぎじゃないかなあと思うこともあるかなあ。まあ、同じテレビ局でも、番組だとか出演者だとかによって、どこにひいき的だとかがけっこう違ったりする場合もあるかなあ。
コーシ(35歳くらい)まあ、選挙でどこの政党に投票するかとか誰に投票するかとかは、投票日までに決めればいいことだし、そんなに急いで考える必要もないかと思うけども、いろいろ真剣に調べてみたり考えてみたりしようと思うとけっこう時間がかかるかもしれないし、いろんな人とちょっと話をしてみようとかするにしても、できれば早めに考え始めておいた方がいいかもね。7月10日って、学生だと期末テストとかに近い時期で投票日前は忙しい時期だったりするかもしれないし。
今週の水曜日(6月23日)は、参議院選挙の公示日っていう日で、立候補する人とか政党とかが、立候補しますっていう届け出を出す日だったね。この日で、今度の参議院選挙の立候補者とかが決まったんで、この日以降は、立候補者としての本格的な選挙活動とかが始まったね。期日前投票も、もうできるようになったね。
ソータロー(35歳くらい)選挙区方式の立候補者も決まったから、自分の地区で立候補してる人の誰に投票するかもそろそろ考えるかなあ。
ソテ(28歳くらい)う〜ん、ぼくはどうしようかな。比例代表方式で投票しようと思ってる政党の立候補者でいいかなあ。
コーシ(35歳くらい)公示日の前の日とか、この前の日曜日とかは、テレビとかインターネットととかで、各政党の党首のインタビューだとか、党首討論だとかをけっこうやってたね。
ソテ(28歳くらい)サキノブは、党首討論だとか党首インタビューだとかって、見てみた?
サキノブ(21歳くらい・学生)あっ、ぼくちょっとがんばって見てみましたよ。
ソータロー(35歳くらい)おお、で、率直な感想としてはどうだった?
サキノブ(21歳くらい・学生)え〜と、率直な感想としては・・・、眠かったです。
ソテ(28歳くらい)・・・、やる気あるの?
サキノブ(21歳くらい・学生)えっ?あっ、ありますよ!あるから、テレビゲームをやりたいなあと思うのもがまんして、がんばって見てみたんですよ。ただ、なんか、何を言ってるのかよくわからなくて、どうしても眠くなってくるんですよ。
ソテ(28歳くらい)「何を言ってるのかよくわからない」?
サキノブ(21歳くらい・学生)なんか、「立憲主義」だとか「所得再分配」だとか「アベノミクスの果実」だとか、なんだかよくわからない言葉がたくさん出てきて、頭の中で具体的にイメージができない感じですかね。ここでこうやってコーシ先輩とかと政治関連の話をしてるときは、みんな、専門用語とかはあんまり使わずに具体的に丁寧に説明してくれるんで、何を言ってるのかだいたいわかりますけど、政治家の言ってることは、専門用語みたいなのが多すぎでよくわかりません。
ソテ(28歳くらい)あっ、なるほど。まあ、ぼくも政治のニュースとか普段から全然見てなかった頃は、そうだったよなあ。
ソータロー(35歳くらい)まあたしかに、最近の党首討論だとか党首インタビューだとかの内容としては、政治の専門用語だとかをあんまり知らなかったら、何を言ってるのかわからなくて当然じゃあねえかな。しかしまあ、政治の専門用語だとかって、学校とかでもたいして教えてねえと思うし、普段の生活が忙しい人はそんなにいつもニュースとか見てる暇もねえっていう奴もいるだろうし、専門用語がわからないと理解できない党首インタビューだとか党首討論だとかを公開するって、国民にとってどれくらいの価値があるのかな?もともと普段から政治のニュースとかを見てる人間は、ぶっちゃけこういうのなんか見なくてもどこの政党に投票したいか判断できてる人が多そうな感じがするし、最近の党首討論だとか党首インタビューだとかっていうのは、主に誰に向けたものなんだろうな?
ソテ(28歳くらい)あっ、普段から政治のニュースとかを見てる人は、こういう、かなり台本が決まってるようなパフォーマンスの場での言動より、もっと政治家の本音が見える、今まで政治の場とかで実際にどういう言動をしてきたかとかっていうことを重視して考える人が多そうじゃないですかね。
コーシ(35歳くらい)まあ、政治に全然興味がない人は、党首インタビューだとか党首討論だとかも見ない人が多いだろうっていうのもあるかもしれないけど、もともとどこに投票するか決めちゃってるような人に何か言っても自分の政党に投票してもらえるようになる確率は低そうだし、自分の政党に投票してもらう数を増やしたいと思うんなら、政治の専門用語だとか政治の仕組みだとか経済のしくみだとかがよくわかってない人にもできるだけわかりやすいように自分の主張を説明した方が、その政党にとっても国民にとっても良い結果になるんじゃないかなあ。ちなみに、政治家がそういうことをするっていうのも、ぼくらが考える理想の政治の形の一つかな。
サキノブ(21歳くらい・学生)あっ、だから、コーシ先輩とかは、協得賢民党は、普段からそういう感じにしてるんですね。
ソテ(28歳くらい)う〜ん、もっと支持者を増やしたい野党とか、特定の団体の人たちから投票してもらえることが決まってるっていうのじゃない政党とか、自分たちの政策案は本当に国民のためになる政策だと思ってる政党とかは、特に、できるだけ誰にでもわかりやすいように自分の主張を説明していった方が良さそうだよなあ。
ソータロー(35歳くらい)しかしまあ、サキノブはそんな状態だと、今回の党首インタビューだとか党首討論だとかを見ても、全然役に立たなかったか?
サキノブ(21歳くらい・学生)いや、まあ、何もかもすべてがわからなかったわけではないですし、自分なりに各政党の党首についてちょっとメモを書いたりもしましたよ。
ソテ(28歳くらい)へえ〜、そのメモっていうのはどんな感じなの?
サキノブ(21歳くらい・学生)ぼくが書いたメモは、こんな感じです。
- 自民党−教祖っぽい
- 民進党−怒ってる
- 公明党−宗教的な感じの笑顔
- 日本共産党−おぼっちゃんっぽい
- おおさか維新の会−関西人的な感じ
- 社民党−真面目そうだけど不器用そう
- 生活の党−がんこそう
- 日本のこころを大切にする党−大仏様
- 新党改革−まん丸めがね
???・・・なに、これ?・・・ふざけてるの?
サキノブ(21歳くらい・学生)えっ?ふざけてないですよ!ぼくなりに、思ったことをメモに書いたんですよ。自民党の安倍首相は、なんか自画自賛と、漠然とした世界観が多い感じで、話し方とかも、宗教の教祖っぽい感じがしました。民進党の岡田代表は、なんか常に怒ってる感じでちょっと恐そうな感じでした。
ソテ(28歳くらい)う、う〜ん・・・、ただ、これってほとんど、単なる見た目の印象とかだよね。ちなみに、日本のこころを大切にする党の、「大仏様」って何?
サキノブ(21歳くらい・学生)日本のこころを大切にする党は、党首の女性がなんか大仏様っぽく見えました。言ってることもなんか宗教的というか大仏様っぽい感じがしました。
ソテ(28歳くらい)
あ、あ〜、なんか、納得しちゃっていいのかわからないけど、なんかけっこう納得した気分になった。
ソータロー(35歳くらい)まあ、話の内容についてはよくわからねえことが多いんじゃあ、見た目の印象とかでしか判断できねえのは仕方ねえかなあ。単なる見た目の印象とかだけじゃあ、自分にとって本当に得になる選択をできる確率はかなり低そうだけども、まあでも、自分で何も考えねえよりはましかなあとオレは思おうかな。誰に投票したらいいかよくわからんから投票に行かねえとか、誰か他の人に言われるがままに投票したりとかっていうのよりは、ましなんじゃねえかってオレは思うかな。
コーシ(35歳くらい)まあ、今回はそれで投票したとしても、今回自分でできる限りでやってみたことで少し勉強になったところもあるだろうし、次はもっと自分が得できそうな選択ができるようにまたもうちょっとできる限りでがんばってみようっていうのでも、悪くはないんじゃないかな。そもそも、政治について全て完璧にわかってる人なんていうのは、そんなにいないんじゃないかなあと思うし。
今週の水曜日(6月23日)の公示日以降、各政党の党首とかは、全国各地を回って、自分の政党に投票してくれるように演説とかをしてるみたいだね。
ソテ(28歳くらい)あっ、公示日の前は、党首討論とかけっこうたくさんやってたけど、公示日以降は、各政党の党首とかは全国各地を回るのに忙しいから、もう党首討論とかはほとんどやらなくなったんですかね。
ソータロー(35歳くらい)なんか公示日の前より、テレビで見る参議院選挙に関する話題っていうのは減ったような感じもするかなあ。まあ、どこの政党の党首が今日はどこで演説しましたとかっていうのはちょくちょくニュースでやってたりして、それから、NHKでは、立候補者が決められた時間内に一人で言いたいことを言うっていう、いわゆる「政見放送」とかはやってるけども。
ソテ(28歳くらい)参議員選挙とか政治とかに関する特別番組とかも、ほとんどない感じなんですね。別に各政党の党首だとか立候補者だとかなんていなくても、最近の政治っていうのは具体的にどんなことが行われてきたのかとかをわかりやすく具体的に説明してくれる番組とかあれば、どこの政党に投票しようかこれから考えようとしてる人とかにとって、かなり役に立ちそうだけどなあ。
ソータロー(35歳くらい)そうだなあ、むしろそういうのが全然ねえと、「テレビとかっていうのは重要な時にあんまり役に立たねえもんなんだなあ」ってみんなから思われちまったりするんじゃねえかなあ。
サキノブ(21歳くらい・学生)選挙って、投票日が近づくにつれてどんどん盛り上がっていくものなんだろうなあって前は思ってましたけど、実際はなんかそうでもないことも多いんですかね。現状、なんかあんまり盛り上がってきてる感じがしないですかね。
コーシ(35歳くらい)う〜ん、選挙運動で各政党の党首とか立候補者とかが言ってることって、自分のところに投票してもらうために都合の良さそうなことばっかりをひたすら言ってたりして、「これだけを聞いてると、自分にとって本当に得になる判断がうまくできなさそうだなあ」とか、「これで判断をすると、後で、騙されたような気分になる可能性がかなり高そうだなあ」とかって思うことも多いんだけどなあ。そういうのが全然解説されたり突っ込まれたりされないっていうのも、どうなんだろうなあ。個人的には、例えば、各党が主張する、景気を良くするための政策について、経済の専門家たちが、その政策は実際に実現可能かとか、その政策で本当に景気は良くなりそうかとか、そういうことを議論する特別番組とかあったらよさそうなのになあとかって思うかなあ。
サキノブ(21歳くらい・学生)う〜ん、ちなみに、コーシ先輩とかソータローさんとかは、各政党の今回の選挙運動での主張とかを聞いて、具体的にどんなことを思ったりしてるんですか?
ソータロー(35歳くらい)う〜ん、まあその辺は、オレの主観とかもけっこ入っちまってるかもしれねえが、せっかくだからちょっと言ってみるか。え〜と、まず、自民党と公明党については、自分たちが最近やってきた政治はとても素晴らしい成果を出してるんだと、いろいろ事例をあげたりしながら堂々と主張をしてるけども、自民党と公明党が行った政策の結果ではないようなことも、堂々と自分の手柄として主張してるところがけっこうたくさんありそうかなあ。それから、それは他の政党も賛成してたし他の政党が与党であっても実現しただろうということとかも、全部自分たちだけのおかげだって言うように言ってたりするかなあ。それと、とにかく自分たちの手柄として主張できそうなところだけを話に出してて、自分たちにとって都合の悪そうな現実の部分については、まったく話に出さないようにしてたりすることがすごく多いように思うかなあ。
コーシ(35歳くらい)最近一生懸命やったことを手柄として主張するなら、自民党と公明党が去年一生懸命やったことっていったら、集団的自衛権の行使を可能にするだとか、自衛隊が戦争の手伝いをできるようにするだとかっていうことがあるかと思うけど、それについてはほとんど話に出してないみたいだね。それから、2014年12月の参議院選挙の時もそうだったけど、演説とかではいろんなことについて言ってるようにも見えるけど、実は一番の本音を言ってないところもあるんじゃないかって思うところもあるかな。今、自民党の安倍首相が本当に一番やりたいのは憲法の改正だろうってよく言われてるけど、それについては演説とかではほとんど話に出してないみたいだね。
ソータロー(35歳くらい)民進党とかの野党については、今の安倍政権の政治の悪いと思われるところを指摘してる部分については、まあもっともなことを言ってるなあと思うところも多いんだけども、じゃあ自分たちだったら具体的にどうするのかっていうところになると、それほど魅力的な案は持ってないように思えたりする部分も多いかなあ。まあ、憲法の改正に反対だとか、集団的自衛権の行使に反対だとかっていう主張とかは、それだけでもかまわねえと思うんだが、この国の景気を良くする政策だとか、みんなが将来的にも年金をちゃんともらえるようにする政策だとかについては、みんなが魅力的に感じて納得するような具体的な案をもっと出して丁寧に説明してくれた方が、みんな魅力的に感じるんじゃねえかなあ。例えば、「アベノミクスは失敗している」と主張をしてるんだけども、じゃあ具体的にどこがどういけなくて、これからは具体的にどうしたら景気が良くなるだろうっていうのを、みんなが納得できるように説明してくれたらいいんじゃねえかなあ。まあ、「アベノミクスはこの国にとって余計な無謀なことをしてて、この国の将来をぶっ壊してるので、そういう余計なことは自分たちはしません」っていうだけの主張なのかもしれねえが、それはそれで、それが最善策だと思われる理由とかを具体的に説明してくれねえと、みんなからは魅力にかける気がするんじゃねえかなあ。
コーシ(35歳くらい)政党の中には、物事の一部分だけしか見れてないようなところとか、あまり現実的でないことを言ってるようなところとか、漠然とした概念ばっかりを繰り返し言ってて具体的に何ができるのかよくわからないようなところとかもけっこうあるように思うかなあ。
ソータロー(35歳くらい)まあ、全体的に一番よく思うのは、どこの政党も、国民のことより自分たちのことを最優先に考えてるんじゃねえかっていうことかなあ。オレとしては、「自分たちは、こういう政治をした方が、国民みんなのためになると思っている。この国をできるだけ良くするのには、自分たちが政治をやるのが一番良いと思っている。だから自分たちの政策をみんなに正しく理解してもらって、それでみんなに納得してもらって自分たちに投票してもらいたい。」っていうような政党が理想の政党だと思ってるんだが、なんかそういう政党は見当たらないように思うかなあ。ちなみに、先週、イギリスで国民投票があって、イギリスがEU(ヨーロッパ連合)から抜ける方がいいっていう票の方が多かったっていう結果になって、世界中で大きなニュースになったよな。それで、最近は、各政党の党首とかは、それについての話題も街頭演説とかでちょっと言ったりしてるみたいだけども、その言ってる内容とかを見ると、たいていの政党は、この国の国民のことよりも自分たちのことを優先に考えて、いかにこの出来事を、自分たちが選挙で有利になるために利用するかっていうことばっかり考えてるように見えるかなあ。
ソテ(28歳くらい)あっ、そういえば、コーシ先輩とかが理想とする政党、協得賢民党、の理念には、「政治家としての活動は、自分のことよりみんなのことを考えて行動する」とか「個人個人の価値観を尊重する 」とかっていうのがありますよね(協得賢民党の理念)。そういう政党が見当たらないっていうことは、コーシ先輩たちは今回、積極的に投票したいと思う政党はないっていうことですかね。
ソータロー(35歳くらい)そうだな。経済政策だとか社会保障政策だとか教育政策だとかについても、協得賢民党と近いところはまたなさそうかなあ(協得賢民党の経済政策、協得賢民党の社会保障政策、協得賢民党の教育政策)。
コーシ(35歳くらい)だからまあ、ぼくらとしては、現状で一番ましと思えるところに投票するしかないかなあという感じかなあ。
参議院選挙の投票日まで、あと一週間になりましたね。ぼくはもう、誰に投票するかと、どの政党に投票するか、ほぼ決まったかな。
サキノブ(21歳くらい・学生)・・・。
ソータロー(35歳くらい)まだあと一週間もあるのかあ。オレはもう今日が投票日でもよかったなあ。
サキノブ(21歳くらい・学生)・・・!
コーシ(35歳くらい)ぼくは今日、期日前投票に行ってきちゃった。普通の投票場所よりはちょっと遠いところまで行かなきゃいけなくて、ちょっとめんどうだったけど。昼過ぎに行ったけど、けっこう人がいたかな。
サキノブ(21歳くらい・学生)えっ?な、なんでもう、投票をしてきちゃったんですか?
コーシ(35歳くらい)えっ?まあ、投票日の日は、京都の方に一日中出かけることになるかもしれないんで、念のため、もう投票を済ませておいた。誰に投票するかとか、どこの政党に投票するかとかは、もうとっくに決まってたし、これから一週間ではまず変わらないだろうし、まあ投票できなくなるよりはもう投票しといた方がいいと思うし。
サキノブ(21歳くらい・学生)あっ・・・、そ、そうですか・・・。
ソータロー(35歳くらい)なんだ、サキノブ、おまえ、もしかすると、まだ、どこの政党に投票するかとか、誰に投票するかとか、決められてなくて、あせってきてるのか?
サキノブ(21歳くらい・学生)うっ・・・、ま、まあ、ぶっちゃけ、そうです。昨日とか今日とか、なんか選挙に関する特集番組みたいなのも、いくつかはやってましたけど、なんか、雑学的というか、学校の教科書的というか、選挙の表面的な仕組みを説明してるだけとか、選挙制度の歴史とかエピソードを紹介してるだけとかで、どこの政党に投票するかとか、誰に投票するかとかを考えるのには、全然役に立たなかったです。ちなみに、ぼくとしては、ああいう番組とかを見ても、特に選挙に行きたくなったりはしないですかね。むしろ、なんかああいう学校の授業みたいな感じで、「これを知らないと恥ずかしいですよ」みたいに言われて押し付けられるような感じにされると、よけいにやる気がなくなりますかね。まあ、真面目な良い子ちゃんとかは、ああいうの見て、やる気が出るのかもしれないですが。
ソータロー(35歳くらい)まあたしかに、オレとしても、「選挙の前に国民にとって役に立つ情報っていうのはそういう情報じゃあねえだろ」とか「最近の政治の状況についてとか、他にもっと解説した方がいいことたくさんあるだろ」とかって思う特集番組も多いかな。
コーシ(35歳くらい)う〜ん、まあ、まだ投票日までは一週間もあるんだけども、ただ、最近のこの国の様子だと、もうあんまり、投票先を決めるのに役に立つ特集番組とかはないかもしれないなあ。新聞とかももう、政治についてあんまり詳しくない人が投票先を決めるのに役に立つような特集記事とかはあんまりないかもしれないなあ。
サキノブ(21歳くらい・学生)えっ・・・、じゃあ、ぼくはこれからどうすれば・・・。
コーシ(35歳くらい)まあ、今はインターネットとかもある時代だから、各政党のホームページをてきとうにながめてみたり、いろんな新聞社のホームページの選挙特集のページとかを見てみたりとかしてみたらいいのかなあ。まあ、政治に詳しい知り合いとかが近くにいるなら、その人にいろいろ聞いてみるのもいいかもね。
ソータロー(35歳くらい)まあ、今のこの国の状況だと、普通の人の世間話とか普通の家庭の会話とかで政治の話が出ることもあんまりねえみたいだし、投票日まであと一週間あるっていっても、自分で何もしねえと、何もないままにあっという間に一週間たって、投票日になっちまうかもなあ。まあしかし、それならば、そんな世の中を変えてくれるような、みんなが選挙の時にいつも自分の満足のできる決断ができるような環境を整えてくれるような、そんな政党とか政治家とかにまず投票してみるっていうのもいいんじゃねえかっていう気もするが、ただ、はたして、そんな、国民のことを本当に第一に考えてくれるような政党とか政治家とかが、今あるかなあ。