甘利経済再生担当大臣が辞任
2016年1月30日
ソテ(28歳くらい)
甘利大臣が大臣を辞任しましたね。
ソータロー(35歳くらい)安倍首相としてはなんとか辞任しねえでほしいと思ってたようだけども、現実問題として無理だったみてえだなあ。
サキノブ(21歳くらい・学生)まあ、先週の、週刊文春で最初の告発記事が出た時点で、状況はかなり苦しそうでしたよね。1月21日(木)に国会で甘利大臣がこの件について聞かれて答えてる映像をちょっと見ましたけど、すごく歯切れが悪くてしどろもどろで、言ってる内容もなんだかよくわからない感じでしたかね。ぼくとしては、中にジミー大西でも入ってるんじゃないかという感じでしたかね。あれがジミー大西で、大晦日の夜にやってたら、即、「デュデューン!浜田、松本、アウトー!」って感じじゃないかと思いましたかね。あっ、このネタがわからなかったらすいません。
ソテ(28歳くらい)なんか記憶があいまいだとかって言ってましたけど、ただ、一週間すれば記憶が整理できるとかって言ってましたかね。なんかぼくとしては、なんでちょうど一週間すれば記憶が整理できるって断言できるのか、ちょっと不思議に思いましたけど。それから、もしもっと早く記憶が整理できたら、できるだけ早く説明をするようにした方がいいんじゃないかなあとぼくは思いましたけど。
ソータロー(35歳くらい)まあ実際は、一週間後に発売される次の週刊文春でさらに追加の記事が出るってことなんで、それを見てから対応を考えたいっていうことだったんじゃねえかなあ。まあ、オレもあまりやたらと人を疑うのは好きじゃあねえが、週刊文春で報道があった内容について自分は実際は悪いことはしてねえなら、起こったことをありのままにできるだけ早く説明すれば良さそうだけれども、実は悪いことしちまってるから、次の週刊文春を見て、ごまかせそうにねえ部分は認めて、ごまかせそうな部分はできるだけごまかそうとしたっていうことなのかなあ。安倍首相とかは、当初はそれでなんとかしのげるんじゃないかと思ってたのかなあ。
ソテ(28歳くらい)そういえば安倍首相は、「このまま職務にまい進してもらう」とかってずっと言ってましたよね。
コーシ(35歳くらい)うん、厳密には、1月27日(水)の午前中までは、「このまま職務にまい進してもらう」とかって言ってたみたいだね。ただ、1月27日(水)の午後以降は、実は、「甘利大臣は自分で説明責任を果たすだろう」とかしか言ってなかったらしい。
ソータロー(35歳くらい)今週の週刊文春は1月28日(木)に発売だったけども、国会議員の人たちは、1月27日(水)の昼頃に、その記事を見ることができたらしい。それを見て、甘利さんはこれはもうやっぱり無理だって判断したんかなあ。全体の流れとしては、甘利さんは、最初の記事が出た時点で大臣を辞任したいって言ったんだけど、安倍首相とかが「なんとか続けてほしい」みたいなこと言って、甘利さんもなんとか続けようかと思ったんだけど、今の状況的にやっぱりこれは無理だと判断したっぽい。
ソテ(28歳くらい)1月28日(木)の記者会見では、自分が悪いことをしてたっていうことを認めて辞任を発表したっていうことですかね?
ソータロー(35歳くらい)う〜ん、いや、そこはなんか、そんないさぎよい感じでもなかったかなあと思う。甘利さん本人の説明だと、自分自身はそんなに悪いことはしてないんだけども、自分の事務所の秘書が悪いことしてたから、その責任を取ってやめるっていう感じだったかな。なんか、「本当は必ずしもやめなくてもいいことなんだけど、安倍政権に迷惑かかりそうだからやめる」みたいな感じだったかな。ちなみに、実際問題として、甘利さんが説明した内容が全て本当のことなのかどうかとかは、まだわからねえところもあるかな。週刊文春からは甘利さんが言った内容に対して反論してる部分もあるようだし。
ソテ(28歳くらい)う、う〜ん、「安倍政権に迷惑がかかりそうだからやめる」っていう感じですか・・・。なんか、甘利さんが大臣をやめると、これからの国会での議論とかがスムーズにいきにくくなるっていう話ですし、一般国民としては、必ずしも今すぐやめなくてもいいんなら、とりあえず今はそのまま続けてくれた方がいいんじゃないかなあとも思うんですが。
ソータロー(35歳くらい)まあ、これからのTPPだなんだに関する国会での議論で、甘利さんがいないと議論がかなりしにくいだろうっていう話を聞くと、もし逮捕とかされるにしても、逮捕されるその瞬間まで仕事続けてくれた方が、国民にとっては得になるかなあという感じもするかなあ。まあ、現実問題としてそういうことが可能なのかどうかはちょっとわからねえけど。
コーシ(35歳くらい)ちなみに、なんか責任をとって大臣をやめることにしたっていっても、議員はやめないんだよね。今回疑われてる件は、大臣だからやってはいけないことっていうのじゃなくて、議員としてやってはいけないことっていうのなんじゃないかと思うけど、そうすると、議員として悪いことをしてたと認めるんなら、議員をやめるっていうのが普通じゃないかなあと思うんだけど、そこはやっぱり認めてないっていうことなのかな。
サキノブ(21歳くらい・学生)う〜ん、なんかこの人はかなり重要な役職の人のようだし、やめなくてもすむ話ならやめないで堂々と続ければいいような気がしますけど、まあ、週刊文春の第二弾が出てから記者会見をするようにしてたりとかの対応を見ると、本当は自分でも、自分で説明してるより悪いことしてるって思ってるのかなあ。
ソテ(28歳くらい)この人がやめた影響っていうのは、安倍政権とかにとってかなり大きいんですかね。
コーシ(35歳くらい)うん、影響はかなり大きいらしい。この人は、安倍首相を支える三本柱の一人って言われる存在だったらしい。「アベノミクス」とかを推し進める役割もかなりやってきてたらしい。
サキノブ(21歳くらい・学生)1年半くらい前に、「女性活躍」とかって言い始めた矢先に女性の大臣が二人辞任したなんてことがありましたけど、それよりも影響は大きいんですかね?
ソータロー(35歳くらい)政治評論家の人たちとかの話によると、女性の大臣が二人やめたのとかとは全然比べ物にならねえくらい、今回は大変なことらしい。女性の大臣が二人やめたのなんてのはかすり傷程度だけれども、今回甘利さんがやめたのは右腕を失ったくらいに大きいらしい。
ソテ(28歳くらい)あっ、そんなに重みが違うんですか。世間的には、「女性活躍」とかって言い始めた矢先に女性の大臣が二人やめたのもかなりショックな感じがしましたけど。
ソータロー(35歳くらい)甘利さんの後任には、安倍首相と昔から親しいっていう石原伸晃っていう人が任命されたけど、ただ、自民党の内部とかからも、これにはけっこう不安の声とかが出てるみてえだなあ。石原さんは、「アベノミクスを完遂するようにがんばりたい」とかって言ってて、一生懸命がんばろうという姿勢を見せてる感じだけど、安倍首相を支える三本柱の一人は、「(゚听)この分野、あまり得意じゃないかもしれないが、がんばってもらえると期待している」とかって言ってて、なんかあんまり仲良くやっていけなさそうな感じもするかなあ。
サキノブ(21歳くらい・学生)あっ、その顔文字見ると、なんか、誰が言ったのかわかる人にはわかっちゃいそう。
ソテ(28歳くらい)う〜ん、これからどうなっていくんでしょうねえ。これで騒動は収まっていくんでしょうかねえ。
コーシ(35歳くらい)野党の多くは、「まだ真相がすべて はっきりしたわけじゃないから甘利さんの追及は続ける」とか「安倍首相が甘利さんを大臣に任命したその任命責任を追及していく」とかって言ってるけど、まあ、国民としては、それはそれとして、本来国会でやるべき重要な議論はちゃんとしっかりやるようにしてほしいとか思ってる人も多いんじゃないかなあ。
サキノブ(21歳くらい・学生)まあ、こう言っちゃなんですけど、正直、政治家とか政党とかがなんか権力争いみたいなことに必死になってたりすると、そういうのにはもううんざりしてきますかね。「おまえらの仕事はなんなんだよ。ちゃんと本来の仕事しろよ。」とかって思っちゃったりしますかね。
ソータロー(35歳くらい)まあ、国会で多数派になって権力を取らねえとやりたいこと全然できねえから、まずは権力を取ることに必死になっちまうのかもしれねえけど、本来は、それならむしろ、自分たちはもっと国民のことを第一に考えて行動してるぞってした方がいいような気もするけどな。
コーシ(35歳くらい)まあ、ある意味、こういう、非常事態みたいなことが起こった時は、普段はあまり見えない政治家とか政党とかの本性が見える部分もあったりして、国民としてはそういうのもよく見ておくと、次の選挙で誰に投票するかの判断材料とかにできるかもね。
ソータロー(35歳くらい)そういえば、新聞とかテレビとかではあまり話題にされてねえが、甘利さんは記者会見で、辞任を発表した後の質疑応答のところで、「いい人とだけ付き合っているだけでは選挙落ちちゃうんですね。小選挙区だから、かなり間口を広げて、来るものは拒まずってしないと、当選しないんです、残念ながら。」とかって言ってるけど、みんなはこれをどう思うんかな。ちなみに、こういう発言とかはもっとニュースとかで取り上げてくれた方が、国民にとっていろいろと役に立つニュースになるんじゃねえかなあ。
サキノブ(21歳くらい・学生)えっ?国会議員に当選するのって、悪い人の票次第で決まってるってことですか?それが当然なんですか?それとも、この人の場合はそうしないと当選できないってことですか?
ソテ(28歳くらい)う〜ん、ちなみにそれは、良い人がもっとみんな投票に行った方がいいっていうことでもあるのかもなあ。