税金でぜいたくしすぎ?
2016年5月14日
サキノブ(21歳くらい・学生)
最近、東京都の舛添(ますぞえ)知事が税金でぜいたくしすぎじゃないかってことが、かなり話題になってるみたいですね。
ソテ(28歳くらい)昨日、それに関して記者会見を開いていろいろ説明したみたいですけど、なんかみんなが納得できるような内容じゃあなかったみたいですね。「やっぱりぜいたくしすぎでしょ」って思った人が多かったみたいですね。
ソータロー(35歳くらい)まあ、どっかの儲かってる会社の社長が、自分のところで儲けた金でぜいたくしてるとかなら別にかまわねえと思うが、都知事だとか政治家だとかっていうのは、そういうのとは違うんじゃあねえかなあ。政治っていうのは、社会のみんながうまく協力していくための仕組みを、作ったり運営したりしていくところで、税金っていうのは、そのためにみんなから集めてみんなのために使うもんじゃあねえのかなあ。自分の給料としてもらった金でぜいたくするならともかく、みんなために使うはずの金で一部の人間だけがぜいたくしてちゃあなあ。
ソテ(28歳くらい)そういうのは、たとえ法律とかには違反してなかったとしても、市民としては、税金を本当にみんなのために最大限活用してくれる人に政治をやってもらった方がいいんじゃないかなあ。
コーシ(35歳くらい)ちなみに、舛添知事は、2014年2月の東京都知事選挙で、自民党と公明党の推薦を受けて立候補して、当選した。その時の投票率は46.14%で、これは過去3番目の低さだったらしい。投票をした人の中で舛添さんに投票した人の割合は46.40%で、投票権がある人の中で舛添さんに投票した人の割合は21.4%くらいかな。
サキノブ(21歳くらい・学生)あっ、内閣総理大臣とかは国民の選挙で直接選べないですけど、都道府県の知事とかっていうのは、市民が直接投票して選べるんでしたっけ。ぼくらはみんな東京都民ではないですけど、東京都民はなんでみんなこの人に投票したんでしょうかね。まあ、投票権がある人全体からすると、20%ちょっとの人がこの人に投票しただけみたいですけど。
ソータロー(35歳くらい)まあ、他にもっと良さそうな立候補者が見当たらなかったとかっていうのもあるのかもしれねえが、ただまあ、選挙の時に、「みんなから集めたお金で私はぜいたくしながら仕事します」なんてことを言う奴はまずいねえだろうと思うし、選挙の時にはもっと他のことが主な争点になるだろうし、こういうところまで市民みんなが見抜いて投票しなくちゃならねえっていうのも、なかなか大変かもなあ。まあしかし、市民がちゃんと見抜けないと、こういうことが起こってしまうわけだが。
コーシ(35歳くらい)う〜ん、舛添知事は、自分は特別な人間だとかってけっこう思ってたりするのかなあ。それから、もともとお金持ちで、ぜいたくな暮らしに慣れちゃってる人なのかなあ。選挙で投票する時は、そういうところも判断材料にして投票した方がいいのかもね。まあ、選挙って、なんか有名な人だからっていうので投票しちゃう人もけっこういるかもしれないけど、有名な人っていうのは、自分が特別な人間だと思ってたり、ぜいたく慣れしてたりする人も多いかもねえ。