2023年4月23日(日)の衆議院および参議院の補欠選挙の結果
2023年4月23日(日)に、衆議院(千葉5区、和歌山1区、山口2区、山口4区)と参議院(大分選挙区)の補欠選挙がありましたね。
コーシ(35歳くらい)マスコミとかの多くは相変わらずどこの政党の人が勝っただとか負けただとかを大々的に報道してるようだけど、選挙結果として今のこの国の民意の状況とかを正確に把握するには、投票率はいくつだったのかとか、当選した人は投票できる人の何割くらいから投票されたのかとか、そういうこともよく見ておいた方がいいんじゃないかな。
<衆議院、千葉5区>
立候補者名 | 政党 | 得票数 |
投票数 からの割合 |
有権者数 からの割合 |
---|---|---|---|---|
英利 アルフィヤ | 自由民主党 | 50,578 | 30.6% | 11.70% |
矢崎 堅太郎 | 立憲民主党 | 45,635 | 27.6% | 10.56% |
岡野 純子 | 国民民主党 | 24,842 | 15.0% | 5.74% |
岸野 智康 | 日本維新の会 | 22,952 | 13.9% | 5.32% |
斉藤 和子 | 日本共産党 | 12,360 | 7.5% | 2.87% |
星 健太郎 | 無所属 | 6,561 | 4.0% | 1.53% |
織田 三江 | 政治家女子48党 | 2,463 | 1.5% | 0.57% |
コーシ(35歳くらい)
けっこういろんな政党の人が立候補してたけど、投票率は38.25%かあ。投票してない人の方がかなり多いのかあ。投票しなかった人は、どうして投票しなかったのかなあ。誰が良さそうかよくわからなかったのかな? 良さそうな立候補者がいなかったのかな?
サキノブ(20歳くらい・学生)当選した人でも、投票できる人の11.70%くらいにしか投票してもらえてないんですね。投票した人の中だけで見ても30.6%くらいにしか投票してもらえてないんですね。それで国会議員になれるんですね。
ソテ(28歳くらい)投票できる人全体から見た得票率で見ると、当選した人と2位だった人の差は1.14%くらいしかないんですね。そもそも投票してない人が61.75%もいるわけだし、何か少し状況が違ってたら当選者も違ってたかも?
<衆議院、和歌山1区>
立候補者名 | 政党 | 得票数 |
投票数 からの割合 |
有権者数 からの割合 |
---|---|---|---|---|
林 佑美 | 日本維新の会 | 61,720 | 47.5% | 20.95% |
門 博文 | 自由民主党 | 55,657 | 42.8% | 18.88% |
国重 秀明 | 日本共産党 | 11,178 | 8.6% | 3.79% |
山本 貴平 | 政治家女子48党 | 1,476 | 1.1% | 0.49% |
ソータロー(35歳くらい)
ここも、投票できる人全体から見た得票率で見ると、当選した人と2位だった人の差は2.07%くらいしかねえな。そもそも投票してねえ人が55.89%もいるのに。
サキノブ(20歳くらい・学生)当選した人は、投票した人の中だけで見ると47.5%くらいの人に投票してもらってるけど、投票できる人全体から見ると、20.95%くらいかあ、5人に1人くらいかあ。
<衆議院、山口2区>
立候補者名 | 政党 | 得票数 |
投票数 からの割合 |
有権者数 からの割合 |
---|---|---|---|---|
岸 信千世 | 自由民主党 | 61,369 | 52.5% | 22.27% |
平岡 秀夫 | 無所属 | 55,601 | 47.5% | 20.14% |
ソテ(28歳くらい)
ここは立候補者が2人しかいなかったけど、当選した人は、投票できる人全体から見ると22.27%くらいの人にしか投票してもらえてないのかあ。投票してない人が57.59%もいる状態で、当選しなかった人との差は2.13%くらいしかなかったのかあ。
<衆議院、山口4区>
立候補者名 | 政党 | 得票数 |
投票数 からの割合 |
有権者数 からの割合 |
---|---|---|---|---|
吉田 真次 | 自由民主党 | 51,961 | 63.5% | 22.04% |
有田 芳生 | 立憲民主党 | 25,595 | 31.3% | 10.86% |
大野 頼子 | 無所属 | 2,381 | 2.9% | 1.01% |
渡部 亜衣 | 政治家女子48党 | 1,186 | 1.4% | 0.49% |
竹本 秀之 | 無所属 | 734 | 0.9% | 0.31% |
コーシ(35歳くらい)
ここは、当選した人は、投票した人の中だけで見ると63.5%くらいの人に投票してもらっててけっこう多いようにも思えるけど、そもそも投票率は34.71%しかなくて、3人に1人くらいしか投票してなくて、投票できる人全体から見ると22.04%くらいの人にしか投票してもらえてないんだなあ。
<参議院、大分選挙区>
立候補者名 | 政党 | 得票数 |
投票数 からの割合 |
有権者数 からの割合 |
---|---|---|---|---|
白坂 亜紀 | 自由民主党 | 196,122 | 50.0% | 21.24% |
吉田 忠智 | 立憲民主党 | 195,781 | 50.0% | 21.24% |
ソータロー(35歳くらい)
ここは立候補者が2人だけだったけど、えらく僅差だったな。とはいえ、まあ二人とも、投票できる人全体から見ると21.24%くらいの人にしか投票してもらえてねえんだな。そもそも投票してねえ人が57.52%もいるのになあ。
サキノブ(20歳くらい・学生)まあ、選挙って、こんなちょっとの差でも、当選するかしないかで大きな違いになっちゃいますよねえ。
ソテ(28歳くらい)まあ、立候補者本人が国会議員になれるかなれないかも大きな違いだと思うけど、マスコミからのその政党の扱いとかも全然違うね。当選したらその政党はすごい持ち上げられて、「みんなから支持された」「勢いがついてる」とか報道されたりするけど、当選できなかった人の政党は、「支持が広がらない」「大打撃を受けた」とか、かなりネガティブに報道されたりするね。実際のところ政党にとっては僅差でも当選できないとそうやってやたらネガティブに大きく報道されたりしてよけいにみんなから支持されなくなったりするのがかなりの大問題かもね。
コーシ(35歳くらい)
まあ全体的に、投票率は35%くらいから44%くらいで、どの選挙も投票してない人の方が多かったんだなあ。それぞれの選挙の当選者は決まったけども、「投票しない人が多かった」というのが一番の民意だったということなのかもしれない? それから、当選した人でもみんな、投票できる人の12%から22%くらいにしか投票してもらってないんだなあ。
サキノブ(20歳くらい・学生)投票できる人全体からの得票率で見ると数パーセント以内の差で当選したり落選したりもけっこうあったんですね。この国では若い人の方が投票に行かない人が多いみたいですけど、そういう人たちの一部だけでも、まとまって誰かに投票してたら、あちこちで違う結果になってたかも? 惜しくも落選した人とかは、若い人とかにももうちょっとでも魅力的だったら当選できたかも?
ソテ(28歳くらい)衆議院和歌山1区は、立憲民主党の人が誰か立候補してたりしたら、日本維新の会の人は当選できなかった可能性も高そう? 一方で、衆議院千葉5区は、日本維新の会の人が立候補してなかったら、立憲民主党の人が当選してた可能性が高そう? 衆議院和歌山1区では立憲民主党が日本維新の会の人が当選しやすいように配慮したのに衆議院千葉5区では日本維新の会の人は立憲民主党の人が当選しやすいように配慮しなかったっていうことなのかな?
ソータロー(35歳くらい)こういう補欠選挙って、たいてい、通常の衆議院選挙とか参議院選挙とかより投票率がだいぶ低くなるみてえだけど、なんでなんだろうなあ。テレビとか新聞とかがあまり報道しなくてみんな各政党の政策とかがよくわからないとかかな? 国会でどこの政党の人たちが過半数になるかとかに特に影響ねえからかな? まあ、この国が民主主義国家なら、どうして投票率が低いのかしっかり調べて、できるだけたくさんの人からしっかり選ばれた人が国会議員とかになるようにした方がいいんじゃねえかなあ。