政治家として行動するときは、みんなのことより自分のことを優先しない
みんながいつもできるだけ得できるようにしたり、みんながいつもできるだけ良い未来になるようにしたりするのが、みんなにとって良いリーダーだとか良い政治家だとかだと思うから、「リーダーとか政治家とかとして行動するときは、みんなのことより自分のことを優先しない」っていうのが、みんなにとって良いリーダーシップだったり良い政治だったりなんじゃないかな。
サキノブ(20歳・学生)あ、そうですね。この国が民主主義国家だっていうんなら、政治家とかはなおさらそうじゃないですかね。
ソータロー(35歳くらい)まあ具体的には、政治的な権力だとか税金だとかはみんなのために使うっていうこととかだな。みんなのことより、自分たちが権力を握り続けられるようにしたいとか、自分がなんか偉そうな地位につきたいとか、自分が歴史に名を残したいとか、自分がぜいたくをしたいとか、そういうことを優先させて政治をしねえってことだな。
ソテ(28歳くらい)まあ、民主主義国家なら本来それは当たり前のことのような気がしますけど、実際のところ、今のこの国では、そうなってないことも多そうな感じがしますかね。むしろ、いつもそういうふうにしている政治家の方がとても少なそうな気がしますかね。
サキノブ(20歳・学生)あっ、マスコミとかも、むしろ、政治家が自分たちのことばっかり考えて行動してたり権力争い自体に必死になってたりするのをいつも当然のことのように平然と報道してて、国民の方も、それを普通のことだとか仕方のないことだとかって思ってる人も多いんじゃないですかね。でもそれじゃあ、国民にとってできるだけ良い未来になる政治が行われるようにはならないと思いますし、本当の民主主義国家にはなれないんじゃないですかね。
ソテ(28歳くらい)あっ、選挙の時なんか、マスコミとかは、投票率がいくつだったかとか誰が有権者の何パーセントくらいから投票されたかとかの具体的な民意の結果より、誰が「勝った」だとか「負けた」だとか、どの政党が「強かった」だとか「弱かった」だとかの、いわゆる権力争いのところばっかりを大々的に報道してて、選挙を、民主主義のためのイベントっていうより政治家たちの権力争いのイベントっていう扱いをしてる感じがしますかね。
コーシ(35歳くらい)そういえば、選挙の時って、立候補者の多くがよく、自分に投票してくれるように「お願いします」とかって言ってるけど、あれってどういう意味なのかな。民主主義国家で政治をする代表者を決めるのなら、立候補者がそれぞれが自分の政治理念だとか政策だとかをみんなに説明して、それでみんなは自分が一番良さそうだと思う立候補者に投票するのが、普通じゃないのかな、それが本来の姿なんじゃないのかな。立候補者が「お願いします」って言ってるのは、何よりも自分のためにみんな自分に投票してくださいっていうことかな? それはつまりみんなことより自分のことを優先に考えてますっていうことかな?
サキノブ(20歳・学生)あっ、そういうことは今のこの国では当然のように行われてますけど、民主主義的な政治が行われてほしいと思うなら、みんな、そういう人には投票しちゃいけないんじゃないですかね。ちなみに、選挙の時って、大音量で名前を連呼するだけの選挙カーとかもけっこう回ってきますけど、ぼくとしては、ああいうのも、単にうるさくしてるだけで自分のことしか考えてなさそうで、ああいうことをしてる人にもあまり投票したくなくなりますかね。
ソータロー(35歳くらい)まあ、実際問題として、今のこの国の政治家って、選挙の時に一番一生懸命に必死になって活動して、選挙で当選したときにバンザイとかして一番喜んでる奴が多そうだよな。それで議員とかになったら、国会とかでは寝てることもあったり、大臣とか首相とかでもいつも官僚だとかが作った紙をほとんど棒読みしてるだけみたいな感じだったり、国の課題は山積みでも「検討する」とかが多かったりなかなか議論が進まなかったり。特にこの国は国会が開かれてねえ期間も長いしなあ。
ソテ(28歳くらい)う〜ん、それで本当に民主主義的な政治になるか、みんなができるだけ良い人生を送れるようになるかっていったら、そんなわけなさそうだよなあ。
コーシ(35歳くらい)まあ、選挙の時には自分の政治理念だとか政策だとかをできるだけみんなに正しく理解してもらうようにして、それで選挙で当選したらみんなでバンザイしたり大喜びしたりしてないでさっさと政策の細かいところとかを考え始めたりして、国民みんなができるだけ良い人生を送れるようにできるだけうまく政治ができたら一番喜ぶっていうのが、民主主義国家の政治家・リーダーに本当にふさわしい人なんじゃないかな。