投票先をどうやって決めるか
誰に投票したらいいかとか、どの政党に投票したらいいかとかっていうのは、具体的にどうやって考えていけばいいんでしょうかね? 投票する政党とか人とかを選ぶには、その政党とか人とかの、具体的にどういうところを見ればいいんでしょうかね? なんか世論調査とかだと、ある政治家を支持する理由とか支持しない理由とかって、「なんとなく他より良さそうだから」とか「政策に期待が持てないから」とか「人柄が良さそうだから」とかっていうのとかがけっこうよくあるみたいですけど。
コーシ(35歳くらい)う〜ん、まあ、人によって価値観だとか置かれてる立場だとかが違うだろうから、どこに投票すれば自分は一番得できるかとかは人によって違うだろうけど、基本的には、「具体的にどういう社会を目指すか」とか「具体的に何を実現してくれそうか」とかっていう、いわゆる政治理念だとか政策だとかを見てみて、自分にとって一番良い世の中にしてくれそうな人とか政党とかを探してみるのが良さそうじゃないかな。まあただ、具体的な政策とかを聞いてもそれが自分にとっていいのか悪いのかよくわからないこととかもけっこうあるだろうから、もっと根本的な部分として、どれだけ国民にとって良い政策を発案したり実行したりできる頭の良さややさしさとかがありそうかとかっていうところもできるだけ考えてみると良いのかな。
ソータロー(35歳くらい)まあ、「国民のことをよく考えてくれて、頭が良い人間」とかなら、たいていの人にとって良い政治をしてくれるんじゃあねえかな。なんか将来予想外のことが起こった時とかにもできるだけうまく対処してくれそうだし、将来のリスクをできるだけ減らすようなこともよく考えてやってくれるんじゃあねえかな。なんか複雑な経済政策だの外交問題だの社会保障政策だのも、できるだけ良い方法をうまく考えたりしてくれるんじゃあねえかな。
ソテ(28歳くらい)あ、なるほど。まあたしかに、そもそも国民のことよりも自分たちのことを優先させるような人とかじゃあ、国民みんなにとっての良い政治はできなさそうですよね。それから、人柄が良さそうとかでも、あまり頭が良くなくて、良い政策を発案したり実行したりができなければ、みんなをできるだけ幸せにはできなさそうですよね、みんなができるだけ良い未来になるような社会は作れなさそうですよね。
サキノブ(20歳・学生)う〜ん、なるほど。そう考えてみると、立候補者とか政党とかの政治理念とか政策とかっていうのを見て考えられる部分は考えてみて、あとは、国民思いで賢そうかとかっていうところで判断してみるとかっていうのが、現実問題として、自分のできる範囲で、一番良さそうな判断ができそうな方法ですかねえ。
コーシ(35歳くらい)ちなみに、選挙の時には立候補者とかが言いたいことをいろいろ言うけど、そういうのを聞いてなんとなくそのまま信じてしまうと、実際問題として、あとでだまされたような気分になるっていうこともけっこうありそうかなあ。
サキノブ(20歳・学生)え?「だまされたような気分になる」?
ソータロー(35歳くらい)例えば、
- なんかみんなにとって都合の良さそうなことをいろいろ言ってるんだけども、漠然としたことを言うばっかりで具体的な良い政策が出てこねえ場合とか
- 実際には実現できる見通しが立ってねえことを堂々と主張してる場合とか
- 実際にやろうとするとお金のかかることで増税するとか借金を増やすとかしねえとできねえことなんだけど、みんなに都合の良さそうな部分だけを言ってたりとか
っていうこととかが実際よくあると思うが、そういうのを信じて期待しちまうと、後で期待外れの結果になって、だまされたような気分になったりするんじゃねえかな。
サキノブ(20歳・学生)あ、なるほど。
ソテ(28歳くらい)う〜ん、そう考えると、立候補者には、具体的な理念とか政策とか、その具体的な実現方法とか、そういう政策をした方がいいと思う具体的な理由とかを、たくさん語ってほしいと思うなあ。そうじゃないと、自分にとって本当に良さそうかとか、うまく判断できなさそうかなあ。
ソータロー(35歳くらい)それから、実際問題として、選挙の時に言ってることと当選してからやってることがかなり違う奴とかもいるから、そういうのにもできるだけ気をつけた方がいいんじゃねえかな。まあ、現実問題として、そういうのを見抜くのは、普段からその政治家とか政党とかの言動とかを観察してたりしねえとなかなか難しいことも多いかもしんねえけど、少なくとも、同じところに2度だまされることはないようにした方がいいんじゃねえかなあ。
コーシ(35歳くらい)まあ、選挙の時といろいろ状況が変わっちゃったりして、選挙の時に言ってたことと違うことをやった方が国民にとって良い未来になるっていう場合も中にはあるだろうけども、単に最初の見通しが甘いだけだったり、選挙で票がほしいからわざと自分の一番やりたいことと違うことばっかり言ったり誇大広告みたいなことを言ったりする人も、実際問題としてけっこういるように思うかな。
ソテ(28歳くらい)う〜ん、先のことの見通しがあまりに甘いのは、国民の運命をたくされる政治家として能力不足なんじゃないかなあと思うかなあ。それから、言ってることとやってることがわざと違うのは、それはなんか、詐欺なんじゃないかなあ。ちなみに、国民をだます詐欺っていうのは、政治家としてという以前に、人間としてどうなのかなあとも思うかなあ。
ソータロー(35歳くらい)一般社会だと、嘘をついてたり、説明すべきことを説明してなかったりしたまました契約とかっていうのは、無効になったり、だました奴は逮捕されたりするけど、政治家の嘘とか説明不足っていうのは、実際問題として、全然罰せられたりしねえんだよなあ。ま、この国のルールとかは政治家とかが自分たちで決めてるんだから、自分たちでそういうのを罰する法律とかを作んなきゃ、この国では「法律違反」とかにはならねえんだよな。
サキノブ(20歳・学生)う〜ん、なるほど。まあ、なんか政治家が言ってることを漠然と信じたりするんじゃなくて、具体的に自分たちに何をしてくれそうかとか、それで具体的に何がどうなって自分の未来は本当に良くなりそうかとかを、できるだけ自分で考えてみて、判断した方が良さそうですかね。
ソータロー(35歳くらい)それから、実際に政治でやることっていうのはいろいろあるけども、選挙の時には一部分のことばっかりしか言わねえ奴も多いから、できるだけ、候補者が話題にしてねえ部分のことについても、この候補者が当選したらここはこうなるんじゃねえかとか考えられた方がいいんじゃねえかな。
コーシ(35歳くらい)まあ、そう考えてみると、選挙で投票する時に考えてみた方がいいことっていうのはけっこうたくさんあるかもね。まあ、現実問題として、みんな自分のできる範囲でやってみて、みんな自分のできる範囲でできるだけ良さそうな判断をするしかないかなあと思うけど、一人でいろんな情報を集めたりいろんなことを具体的にうまく考えたりするのは実際問題としてなかなか大変かもしれないから、何か機会が作れれば、こうやってみんなで一緒に考えてみたりするのもいいんじゃないかな。家族でも友達どうしでもインターネット上とかでも。それで最終的な決断はそれぞれが自分で決めて、結果的にみんなが違う決断になったりとかでもいいと思うし。
サキノブ(20歳・学生)なるほど。ちなみに、もし、できる限り自分で考えてみて、投票したい人とか政党とかが最終的に見つからなかったら、その場合はどうすればいいんですかね。投票したいところがないんだから、投票しないべきですかね。変なところに投票しちゃったら他の人にも迷惑がかかるかもしれないし。
ソータロー(35歳くらい)オレは、投票したいと思うところがなくても、とにかく一番マシと思えるところに投票するなあ。政治は自分の人生に影響のあることなんで、少しでも自分の人生が良い方向にいくことを願って、一番マシなところをなんとか選ぶなあ。その方が、投票しないよりは自分の未来が良くなる可能性が高いんじゃねえかと思う。
コーシ(35歳くらい)投票する人が少なくなると、少ない得票数で当選する人が多くなって、なんか自分以外の一部の人たちだけが得するための人とかが当選しちゃう確率も高くなると思うし、投票しないとか投票用紙に何も書かないで投票箱に入れるとかっていうことはぼくもないかなあ。「この人は嫌だけど他の人についてはよくわからない」とかっていう場合には、とにかく嫌な人以外の誰かに投票するかな。
ソテ(28歳くらい)あっ、実際問題として、投票をしないと、自分にとって得になることは何もなさそうで、自分にとって損なことが起こる可能性は増えそうかあ。
コーシ(35歳くらい)まあ、後になって、「やっぱり他のところに投票すればよかったなあ」とかって思うこともけっこうあるかもしれないけど、そしたら、次の選挙の時には同じような後悔をしないように気を付けたりすればそれでいいんじゃないかな。誰だって、思ってたのと違う結果になってしまったりすることはよくあることだと思うし、民主主義の仕組みとしても、「間違った選択をしたら他の人にも迷惑がかかる」とかっていうことを気にしたりするよりも、いつもみんながそれぞれ自分でできるだけ考えて行動をするっていうことの方が大事なんじゃないかな。その方が、政治家たちの方も、少しでも自分たちが正当に支持されやすいように正しくがんばるようになりそうだし、国民一人一人も、できるだけ良い選択ができるようになっていくんじゃないかな。