社会保障制度とは

2023年8月21日更新
コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

今のこの国では、社会保障の仕組みを今後どうしていくかっていうこともかなり重要そうかなあ。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

「社会保障」?・・・ってなんでしたっけ?

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

まあいわゆる、「年金」とか「医療」とか「介護」とかっていうのに使われる国のお金の仕組みだな。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

あっ、なんか、毎月のお給料とかをもらう時に、「健康保険料」とか「年金保険料」とかいう名目で勝手に徴収されてるやつとかですかね。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

「年金保険」とかっていうのは主に、年を取って働かなくなった時に毎月ある程度のお金がもらえるっていう仕組みとかだね。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

ああなるほど。そういえばぼくのおじいちゃんはもう働いてなくて、主にその「年金」で生活してる、「年金暮らし」ですね。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

「医療」の分野では、「健康保険」とかっていうのがあって、病院に行って診察してもらったり何か治療してもらったり薬をもらったりした時に、実際にかかった金額の3割とか1割とかを払えばそれでいいってなる仕組みとかだな。残りの分は、その「健康保険料」とかっていう名目で集められたお金から勝手に支払われる。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

ああ、その仕組みに入ってますよっていうのを証明するために、病院に行ったときとかはいわゆる「健康保険証」を提出したりするんですね。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

ちなみに、こういうものっていうのは、なんとか「税」とかっていうんじゃなくて、なんとか「保険」とかって名前になってるけども、人によって、それまでに払ってきた金額よりたくさんの金額をもらうことになる人もいれば、ほとんどお金をもらわない人もいるっていうものだね。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

例えば年金は、長生きすればずっとお金をもらい続けられるけども、年金をもらえる年齢になる前に死んでしまったりすると、それまでにたくさん払ってきてても、全然もらえねえ。健康保険も、病気とか怪我とかしねえで全然病院に行ったりしねえと、払った分を自分では全然もらえねえ。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

あ、う〜ん、なるほど。・・・なんかそれはかなり損する人もいて不平等な感じもしますけど、どうなんですかねえ。お金は強制的に徴収されるけど、かなり得する人もいればかなり損しちゃう人もいるっていうのは・・・。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

まあ、将来どのくらい長生きできるかとか、いつどんな病気になるかとか怪我をするかとかはよくわからない場合も多いだろうし、こういうのは、困った時にちゃんと生きていけるようにしたりそんなにたくさんのお金がなくても治療が受けられるようにしたりするっていう、困った時のために保険をかけておくっていう意味合いのものじゃないかな。こういうものに関しては、必ずみんなが得する結果にならきゃいけないとかっていうものではないんじゃないかな。まあ、今のこの国では基本的にみんな強制的にこういう仕組みに加入することになってるけど、どのくらいのお金をどうやって集めて、どんな時に誰にどのくらいのお金を配ったらいいかとかは、その時のみんなの価値観だとか社会構造だとか国の財政状況だとかによって考えていった方がいいんじゃないかな。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

あ、なるほど、だから、なんとか「保険」って言ってるのかなあ。いわゆる「年金」も、そんなに働けなくなって長生きしても困らないようにするっていう、「年金保険」なのかあ。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

まあ、こういう仕組みも、将来自分にどんなピンチが訪れるかわからない世の中で、困ったら助け合っていくっていう、「みんなができるだけうまく協力し合って、みんなそれぞれができるだけ得できる」仕組みなんじゃないかな。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

ちなみに、今のこの国の年金制度は、1960年くらいに、まだ戦争してたころの影響がいろいろ残ってる時代に、もうあまり働けなくて財産もない老人とかを助けるためとかに作られたらしい。そういうこともあって、自分が払ったお金が貯金されてるとかっていう仕組みじゃあなくて、「今働いてる人たちが払ったお金を、今の高齢者に配る」っていう仕組みになってるらしい。



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