「みんなができるだけうまく協力し合って、みんなそれぞれができるだけ得できる」社会を作る

2023年4月7日更新
コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

できるだけ良い政治、いわゆる理想の政治っていうのは、具体的にどんな政治かな。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

う〜ん、政治っていうのは社会のルールとかを決めたりするところだから、理想の政治っていうのは・・・、できるだけ良い社会を作ってくれるような政治かなあ。まあただ、そもそも、「良い社会」っていうのは具体的にどんな社会かなあ。ぼくとしてはなんかこう、みんなにとってやさしい社会っていうようなのが、良い社会な感じがするかなあ。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

う〜ん、ぼくとしては、できるだけ良い社会、いわゆる理想の社会っていうのは・・・、平和で豊かで、みんなが自由で、みんなが頼れて、みんなが幸せになれる、そんな社会かなあ。・・・あっ、でも、豊かとか幸せとかっていうのは、実際問題として、すべてが社会の問題っていう感じじゃなくて、個人個人の問題っていう部分もけっこうありそうかなあ。人によって何を幸せと感じるかとかも違ったりするだろうし。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

まあ、「良い社会になってほしい」って思ってる人は多くても、それはなんか漠然としたイメージで、具体的にどういう社会が「良い社会」かって具体的に言える奴はなかなかいねえかもな。今の政治家の連中とかも含めて。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

まあ正直なところ、政治家の人が、「美しい国」とか「全国津々浦々に温かい風を」とか「一億総活躍」とかって言ってても、具体的にどういうことなのか、ぼくにはよくわからなかったかなあ。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

まあそもそも、「社会」っていうのは何かな。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

えっ? ・・・う〜ん、「社会」っていうのは・・・。人がたくさんいるところですかね。別に税金とか集めてたりしてなくても、国とかじゃなくても、人がたくさん暮らしてたりすれば、「社会」ですよね。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

じゃあ例えば、電灯のまわりに虫がたくさん飛んでたりしたら、それは虫たちの「社会」だろうか?

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

う、う〜ん・・・、ぼくとしてはそれはなんかちょっと違う感じがするかなあ。単に同じ場所にいて勝手に飛び回ってるだけっていうのは、「社会」っていうのじゃないんじゃないかなあ。ただ、昆虫とかでも、アリとかは、なんか組織的に行動してるみたいで、それは「社会」を作ってるっていうような感じがするかなあ。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

ぼくが思うに、「社会」っていうのは、みんながお互い関わり合いながら何かをしてるところじゃないかな。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

あっ、う〜ん、なるほど。ただそこに人がたくさんいるだけでお互いまったく何も関わり合ってなかったら、それはお互いなんの影響もなくて、「社会」って呼ぶような集合体ではないかあ。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

まあ、会社だとか学校のクラスメイトだとか、趣味の集まりだとか友達どうしだとか、国だとかご近所どうしだとか、そういう、多かれ少なかれお互い何か関わり合いながら何かをしているところが、「社会」じゃねえかな。まあ、場合によっては、同じ社会の一員でも、実際にはお互い何かしら関わり合いがあっても、お互い直接話したこともなければ会ったこともないし名前も知らなければ存在自体も知らないとかいうこともあるだろうけど。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

みんなが何かしらお互い関わり合う場合、どう関わり合うかっていうのはいろいろあるよね。一緒に仕事をしたりだとか、みんなでスポーツを楽しんだりだとか、漁師が海で魚を捕ってそれを魚屋が市場に買いに行ってそれを自分が魚屋で買ったりだとか。まあ、実際問題として、人々が関わり合うと、一人でやると無理だったり大変だったりすることが、みんなで協力し合ってやるようにすることでできるようになったり簡単になったりすることもたくさんあるんじゃないかな。ただ逆に、人々が関わり合うにしても、お互いを邪魔し合うようにしてたりみんなで足の引っ張り合いをしてたりすると、みんながそれぞれ損をすることになることもあるんじゃないかな。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

あ、たしかに、「社会」っていうのがあると、便利で得できることもたくさんあるけど、人間関係の悩みとかっていうのも出てきがちですかねえ。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

そう考えてみると、「みんなにとって良い社会」っていうのは、「みんなそれぞれの未来が良くなるように、みんながうまく協力し合えている」社会じゃないかな。そういうふうにみんなが関わり合えてる社会じゃないかな。できるだけ良い社会っていうのは、「みんなができるだけうまく協力し合って、みんなそれぞれができるだけ得できる」社会じゃないかな。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

みんなができるだけうまく協力し合えれば、みんなそれぞれできるだけいろんなことができるようになって、つまりみんな、できるだけ自由になれるんじゃねえかな。それから、みんなができるだけうまく協力してくれて、自分ができるだけ得できる社会っていうのは、一番頼れる社会なんじゃねえかな。そして、「みんなができるだけうまく協力し合って、みんなそれぞれができるだけ得できる」社会なら、みんなできるだけ豊かになれるし、一番平和な社会になるんじゃねえかな。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

あっ、なるほど。社会っていうのはみんなが関わり合うところだから、みんなが、それぞれの未来ができるだけ良くなるようにできるだけうまく関わり合えれば、みんなできるだけ幸せになれて、みんなできるだけ良い人生を送れるようになれて、それができるだけ良い社会か。うーん、それはみんなにとって一番やさしい社会っていうのでもあるんじゃないかなあ。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

おお、なるほど。そうやってみんながそれぞれできるだけ良い人生を送れるっていうのは、本当に民主主義的な社会なんじゃないでしょうか。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

まあ、「みんなが協力し合ってみんなが得できる」っていう合理的な集まりだからこそ、「社会」っていうのは、みんなにとって、個人個人の人生にとって、価値があるし重要な要素になるんじゃないかな。もし、ある社会が、「みんなが協力し合ってみんなが得できる」仕組みになってなかったら、例えば、みんながうまく協力できてなくて逆に足を引っ張り合うような状態になってたり、もしくは、一部の人たちだけが得するような仕組みになってたりしたら、その社会は多くの人にとって価値が無くて、社会として成り立たなくなっていったりしても当然なんじゃないかな。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

あっ、まあたしかにそうだよなあ。その集団にいて自分は損ばっかりするんだったら、自分はその集団から抜けた方が幸せになれるもんなあ。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

う〜ん、そういえば、今までの歴史を見ても、貴族が奴隷を支配するような、一部の人たちだけが得するような構造とかは、結局みんな滅んできたんじゃないかなあ。「おごれるものは久しからず」っていう感じで。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

まあ、たとえ同じ場所に暮らしてようが、血のつながった家族だろうが、同じ民族だろうが、同じ言語を話してようが、協力し合ってなかったり足を引っ張り合ったりしてたら、それは「良い社会」じゃねえんじゃねえかな。「みんなが協力し合ってみんなが得できる」っていう合理的な集まりが、「良い社会」なんじゃねえかな。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

う〜ん、なるほど。ちなみにそれは、日本人とアメリカ人だろうが、違う宗教を信じる人どうしだろうが、初めて会った人たちの集団だろうが、人間と犬だろうが、お互いが協力し合ってお互いが得できれば、その人たちの間で「良い社会」は作れるっていうことですかね。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

そう考えると、そういう「みんなができるだけうまく協力し合って、みんなそれぞれができるだけ得できる」社会をできるだけうまく実現していく政治っていうのが、「できるだけ良い政治」なんじゃないかな。そういう社会をできるだけうまく実現していくように、法律とかのルールを決めたり、税金の集め方とか使い方とかを決めたり、みんなをうまく教育したりとかしていくのが、理想の政治なんじゃないかな。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

まあ、今のこの国では、「みんなが協力し合って、みんなが得できる」ようになってねえところもたくさんあるんじゃねえかな。政治として、「みんなができるだけうまく協力し合って、みんなそれぞれができるだけ得できる」社会を実現しようとしてねえことも多いんじゃねえかな。政治家が自分たちが得することをまず第一に考えてたり、特定の人たちだけが優遇されるような政策が多かったり、税金の無駄づかいがけっこうあったり、特定の価値観を押し付けるような政策とか教育とかがあったり、みんながうまく協力し合えるようになるような教育ができてなかったり、今の時代に合った法律を整備できてなかったり、とかな。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

まあ最近は、パワハラだとかセクハラだとかいじめだとか少数者差別だとか権力者への忖度(そんたく)だとかがいろんなところで問題になったり、「上級国民」だとかっていう言葉がインターネット上とかでよく使われたりする世の中ですしねえ。みんなが協力し合ってないこととか、むしろ足の引っ張り合いをしてるようなこととかもたくさんありますよねえ。まあそういうのは、たいてい結局みんな損をすることになりますよねえ。みんな、自由じゃなくなるし豊かじゃなくなるし、平和じゃなくて頼れない社会で精神的にもつらくなりますよねえ。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

だからぼくらが政治をやるとしたら、「みんなができるだけうまく協力し合って、みんなそれぞれができるだけ得できる」社会を作るっていうことを根本的な理念にして政治をするかな。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

ちなみにそれは、国の政治だとかだけじゃなくて、会社とかでもご近所づきあいとかでも、趣味の集まりとかでも友達どうしとかでも、どんな社会でも同じようにするかな。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

あ、そういえば、コーシ先輩は、仕事関係の付き合いとかでも友達どうしとかでも、たしかにいつもそうしてますね。ちなみに、コーシ先輩は趣味のテニスの集まりではリーダー的な存在になってますけど、いつもそういう方針でいろんなことを取りまとめてて、みんなから頼りにされてますし慕われてますね。それでリーダーとしてみんなから積極的に支持されてますね。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

う〜ん、なるほど。ちなみに、「みんなが得できるようにする」っていうのは、みんなそれぞれが良い未来になることであって、それはその社会のみんなにとっていわゆる「正義」でもあるんじゃないかなあ。



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