個人個人の価値観をよく理解して尊重する

2023年4月11日更新
コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

政治家だとか会社の管理職だとか趣味の集まりのとりまとめ役だとか、いわゆるリーダー的な存在っていうのは、みんなができるだけ良い人生を送れるようにしたり、みんなができるだけ良い未来になるようにしたり、みんなができるだけ得できるようにしたりできるのが、みんなにとって価値のある、民主主義的な、みんなにとって良いリーダーなんじゃないかな。ただ、「みんなができるだけ良い未来になる」とかって言っても、人それぞれ価値観は違うから、どんな未来が良い未来かは人によって違ったりするよね。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

あっ、そうですね。ぼくは有名人とかお金持ちとかにはならなくてもいいから、そんなに仕事ばっかりの人生じゃなくて、できるだけテレビゲームとかで遊んだりしながらわりと自由に暮らしていきたいなあ。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

そう考えると、みんなにとって良い政治をしたり良いリーダーシップを取ったりするには、その社会の中の個人個人の価値観をよく理解してそれを尊重したうえで、みんなそれぞれができるだけ良い未来になるように、法律とかのルールを作ったり税金を何にいくら使うか決めたりしていく必要があるんじゃないかな。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

あ、たしかに、個人個人の価値観を理解してなかったりそれを尊重してなかったりしたら、その社会の中の人たちにとって本当に良い未来になるようにしていけないですよね。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

ちなみに、そう考えてみると、みんなができるだけ良い人生を送れるようにする政策が具体的にどんなものかとかっていうのは、その社会にどんな価値観の人がどれくらいいるかとかによって、けっこう違ってきたりもするんじゃねえかな。

サキノブの顔 サキノブ(20歳・学生)

あっ、なるほど。「社会」っていうのが、あくまで、個人個人の人生を良い人生にするためのものなら、みんなの価値観次第で、理想の政策っていうのも変わってきますかね。ある政策が他の国の国民にとってはとても良い政策であっても、その国とこの国とで国民の価値観が違えば、同じ政策がこの国でも良い政策だとは限らないですかね。国民の多くが「絶対に戦争には関わりたくない」って思ってる国と、国民の多くが「味方の国が戦争に巻き込まれてたら手助けしたい」って思ってる国では、理想の軍事政策は違いますかね。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

現状だと、なんか一部の政治家の価値観だけで政治が進められてたり、一部の社会的地位の高い人たちの価値観ばっかりが重視されてたり、昔からあるものは価値が高くて新しいものは価値が低いっていうような扱いになってたり、全体で多数派だからそれが正しいだとか正義だとかって認定されてたり、単に他の国がみんなやってるからこの国もやろうってなってたり、っていうようなこととかもけっこう多いんじゃねえかな。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

あっ、う〜ん、実際問題として、そういうのはたしかにけっこうあるかも。現状の「議会制民主主義」の制度だと、制度的に、議員とかに当選した一部の人たちの価値観で政治がどんどん進められちゃうっていうこともできちゃう感じですけど、ただ、それだと、何のための政治なのか、誰のための社会なのか、本当に国民主権の民主主義国家になってるのか、よくわからなくなってきますよね。



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