テストプレイに参加してきた感想
2016年の3月頃から、MOO仁井谷さんがツイッターで、土曜日の午後とかに「にょきにょき」のテストプレイをする人を募集してる。ぼくは3月26日(土)に、ぷよぷよ上級者でありポチッとにゃ〜上級者でもある昔からの友達と一緒に行ってきた。
ソテその日にテストプレイに参加したのは、コーシ先輩とそのお友達の二人だけだったんですか?
コーシいや、他にも2人いた。一人は、名古屋の方からわざわざ来たらしい。その人はぷよぷよとかはそんなに得意ではないようで、ぷよぷよファンっていうよりコンパイルファンっていう感じだった。もう一人は、元コンパイル社員の人みたいで、昔からMOO仁井谷さんと一緒にゲームを作ってた人らしい。
ソテテストプレイっていうのは、どのくらいの時間、どんなことをやったんですか?
コーシ時間は、午後1時過ぎから午後5時くらいまで。内容は主に、ぼくとぼくの友達と名古屋から来た人の3人で、交代交代で対戦をやってた。ぼくとぼくの友達はゲームがかなり得意な方なんで、ぼくらが名古屋から来た人とやる時は、少しハンデをつけながらやってた。「にょきにょき」は、ゲームとして、ハンデをつけた対戦ができるような仕組みが作られてるんで、それでハンデをつけてた。なんかみんなでわいわい楽しみながらやってたら、あっという間に5時くらいになっちゃったなあ。
サキノブMOO仁井谷さんとかは何をしてたんですか?
コーシMOO仁井谷さんともう一人の人は主に、みんなに感想を聞いたり、ビデオカメラで対戦画面を撮ってたり、対戦を見ながら一緒に楽しんでたりしたかな。
サキノブ「にょきにょき」の完成度はどんな感じだったんですか?
コーシまあ、まだいろいろと未完成な部分があったり、不具合もちょっとあったりしたかな。ゲームの細かい動きとか細かいルールとかは、これからまた調整して少し変わるかもしれないって言ってた。まあ、少なくともまだそんなにすぐ発売できそうな状況ではなかったかな。
ソテ実際にやってみた感じはどんな感じでしたかね?ぷよぷよみたいな感じですかね?
コーシいや、ゲームとしてはもう、ぷよぷよとは全然別物の感じだったかな。ぷよぷよは完全に忘れていい感じ。ぷよぷよみたいな連鎖っていうのはないし、ぷよぷよみたいに連鎖の形を自分の頭の中でイメージできなきゃいけないとかっていうのもないね。
ソテあっ、ぷよぷよは、何かしらの連鎖の形を頭の中にイメージできないと、落ちてくるぷよをどこに置けばいいのかまったくわからなかったりしますよね。それで、なんかとりあえず同じ色を4つつなげて単発で消すことを繰り返すだけとかになっちゃったりしますよね。
コーシ「にょきにょき」は、とりあえず同じ色をつなげていって発火すればそれなりに攻撃できるんで、ゲームの考え方が苦手な人とかでも、少しがんばれば相手にけっこう攻撃できるね。まあ、そこからさらに上級者になっていくには、効率良く大きな攻撃ができる形をうまく作っていくようにだんだん考えていくことになるんじゃないかな。
サキノブなるほど、ぷよぷよの場合はまずいきなり「連鎖ができるか」っていう壁にぶち当たりますけど、そういう壁がなくて、あんまりうまく考えられなくてもすぐにある程度はできるし、そこから徐々に上っていけるっていう感じですか。
コーシそれから、とにかく同じ色をつなげていくっていうことがまず重要になるんで、落ちてくるにょきの色が2色しかなかったりすると、かなり簡単になる。今回ぼくらがやってた時には、対戦前に、それぞれが自分の「レベル」を選べるようになってて、その選択したレベルによって、2つの色のにょきしか落ちてこないとか、5つの色のにょきが落ちてくるとかになるようになってた。そうやってうまくハンデをつけれるようになってた。今回やった感じだと、ゲームが得意な人が4色で、ゲームがそんなに得意じゃない人が2色とかにすると、お互い勝ったり負けたりのかなり良い勝負になる感じだったかな。
ソテなるほど、それで、ゲームが得意な人とそうじゃない人がいても、みんなでうまくハンデをつけながら対戦を交代交代でやってたっていうことですか。
コーシうん、ぼくとぼくの友達はかなりゲームが得意な方だけど、ゲームがそんなに得意じゃない人相手でも、ハンデを大きくするとけっこう負けるんで、けっこう夢中になってやってた。それから、「にょきにょき」は、同じ色がどういう形でどのくらいつながってたらけっこう強い攻撃になるとかっていうのを最初にちょっと理解すれば、素人でもパッと見てどういう状況かわかりやすいと思う。だから、他の人の対戦を見てても、どっちが有利そうとかが比較的わかりやすくて、観戦してるのもなかなか楽しいし、「相手は大きな攻撃を準備してるぞ、こっちも急げ!」とか「今すぐ緑色を発火すれば勝てそうだぞ!」とか「先に小さな攻撃で相手を妨害したらいいんじゃないか」とかって、プレイヤーを応援したりプレイヤーにアドバイスしたりしながらみんなでわいわい楽しみやすいんじゃないかと思う。実際、ぼくらはMOO仁井谷さんとかも含めてそんな感じでわいわいやってた。
ソテあっ、ぷよぷよとかだと、他の人のプレイを見てても、特に上級者が連鎖を作ってるのを見てても、何をやってるんだかどっちが有利なんだかさっぱりわからなかったりしますもんね。
コーシまあ、「にょきにょき」はもともと、MOO仁井谷さんが、「ゲームがそんなに得意じゃない人でも気楽に始められてだんだんうまくなっていけるゲームを作りたい」「上級者と初級者とかでもわいわいみんなで楽しめるゲームを作りたい」とかって思ってて、そのうえで考え出されたゲームなんだけど、その点はかなりうまく実現できてるんじゃないかなあと思う。実際にこのゲームの中身を知る前は、なかなかそういう理想通りのゲームを作り上げるのは現実問題として難しいかもなあとかって思ってたけど、実際に出来上がってきたのを見てみると、これはかなりいいんじゃないかないかなあと思う。正直ちょっと驚いた。
ソテおお、それは、完成したらぜひたくさんの人に遊んでもらえるようになってほしいものですね。
サキノブちなみに、上級者どうしの対戦の戦略性とか、上級者のやりこみ要素とかはけっこうありそうな感じですかね?
コーシそれもけっこうあるんじゃないかなあと思う。まあまだ対戦のシステムの一部がちょっと未完成だったり、これからゲームバランスの調整とかがまだあったりするとは思うけど、最初から大きな攻撃を狙う戦略もあれば小さな攻撃をちょこちょこ出していく戦略もあると思うし、とにかく相手より先に攻撃を打つことを第一に考えてにょきをつなげていく戦略もあれば、相手の攻撃をある程度受けても大丈夫なような形をまず作っていく戦略とかもありそうだし、状況によってどういう戦略が有利とかが変わってきたりもしそうだし、戦略の幅はかなりいろいろありそうな気がする。上級者どうしの対戦になると、相手の状況を見ながらいろんな駆け引きとかもありそうな気がする。
サキノブわーお、それはゲーマーのぼくとしてもとても楽しみですなあ。
コーシちなみに、今回ぼくらは人間同士の対戦ばっかりをやってたけど、コンピューターと対戦するモードとか、制限時間内にできるだけたくさんの点数をかせぐモードとかもあるみたいだった。そういうのも、まあ初級者でも上級者でもその人なりに、かなりやりこみ要素になってくるんじゃないかなあと思う。